環境営業部企画設計課 課長
金子 貴
(かねこ たかし)
1997年入社
仕事の内容
廃棄物処理施設のコンサルタント業務です。
メーカーさんが設計図面を描くんですが、発注者(市町村)の方への技術的なアドバイスであったりとか、申請書類を作ったり、更にはプラントメーカーさんとの技術的な折衝を行う事などが私の主な仕事になります。
それ以外にも、委託を受けて市町村のゴミやし尿処理の計画を作る作業なんかもあります。例えば住民の方の人数からゴミの量を割り出して、将来の人口推移に合わせてのゴミの量を予想し、処理の形を決めていったり、ゴミの量を減らす計画を立てたりします。
実際にゴミを減らすためには、住民さんの協力が不可欠ですから。
入社1年目
もう、右も左もわからずに、前任の方に教えていただきながら仕事をしていました。当時、会社もこのコンサルタントという仕事を始めて間もないころでしたので、先輩の方も言ってみれば手探りというところもあって、一緒に右往左往していたというところもあります(笑)。
今はもう僕たちも20年以上の経験がありますけど!
丁度、私が入社した平成9年の前年頃から、ダイオキシンの問題が出始めました。それから数年してダイオキシンが法律で完全に規制されましたので、そういった規制が強化される過渡期に、奇しくも環境の会社に入社したということで非常に重要な仕事だと感じていました。
印象に残っている仕事はありますか
なかなか絞れないですね。それぞれでいろいろありますけど。
強いて言えば、入社5~6年目にやった、当時はまだ珍しかった「屋根付きの最終処分場」(高知県)の建設に携わった時、ゼネコンさんやプラントメーカーさんと一緒に造り上げたという仕事があります。
最終処分場に屋根がついていたら雨水が入ってきません。そうすると汚水が出てこないので、汚水の量をコントロールできるということが以前から効果が言われていました。それを高知県で初めての建設に関わることができたというのが、印象に残っている仕事ですね。
キャリアデザイン
平成9年 入社
平成24年 課長補佐
平成26年 課長
今後の目標
今でも充分に管理ができているわけではないので、今やっていることを充実させていきたいなというところです。それに必要なスキルを身に着けていくことが目標です。
技術も新しいものや、考え方等が出てきていますので、それらをもっと勉強していきたいです。
学生にメッセージ
自分たちが学生だった頃と全然違うだろうから。会社がやっている分野だけではなく、いろんな自分の知識、体験を増やしていき、経験値を上げていってもらったほうが、仕事も人生も充実すると思うので。実際自分ができているかどうかというと、なかなかできていませんが。(笑)
環境やゴミの問題というのは社会が抱える重要課題の一つです。今後予想されている南海地震の際に出てくる災害ゴミ処理計画があるんですけど、その数字をみただけでもギョッとします。
これからの人材と、社会のために一緒に働きたいです。